大学・大学院受験までの流れ
- 面談で学生の現状を確認
- 受験準備スケジュールを作成
- スケジュール通り準備が進んでいるかを定期的に確認し、各時期に必要な指導を行います。
来日してから美術系大学進学に向けての準備
- 日本の美術大学についての情報収集
- 過去の問題を分析
- 定期的な面談と願書の作成 など
来日してから大学院進学に向けての準備
- 日本の美術大学についての情報収集
- 過去の問題を分析
- 定期的な面談と願書の作成
- 作品集(ポートフォリオ)
- 研究計画書の作成(大学院で何がしたいのかを具体的に書くのが研究計画書です)
作品集
作品集には作品が完成するまでの過程(プロセス)が分かる多数のスケッチ等を載せる必要があります。来日前から一つ一つの作品を積み重ねていけば、作品集が制作し易いです。
日本語学習
日本で進学するためにはN2以上の日本語レベルが求められます。
- 受験資格に明記されていなくても日本語能力試験(N2以上)、留学試験の成績の提出が求められる場合があります。必ず両方受験しましょう。
- オープンキャンパスにはできるだけ参加しましょう。
美術系大学・大学院へ合格するためには指導教官との事前面談も必要になるため、日本語の力を身につけましょう。なんとなく伝わる、という日本語レベルではなく、日本語で考え、日本語で理解できるレベルになりましょう。また日本のデッサンは、水が入るから重い感じ、光がどこに入っている、ということを「見抜く」力、「創造」する力を育てています。物を写すだけではなく、創造しなければなりません。そのためには、様々な広告を見たり、空、植物の色の移り変わりなどを感覚で吸収していきましょう!
進路スケジュール
大学 | 大学院 | 美術作品完成のスケジュール | |
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4月APRIL |
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5月MAY |
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6月JUNE |
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7月JULY |
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8月AUGUST |
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9月SEPTEMBER |
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10月OCTOBER |
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11月NOVEMBER |
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12月DECEMBER |
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1月JANUARY |
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2月FEBRUARY | |||
3月MARCH |
学生へのインタビュー
女子美術大学大学院 合格 宋伊雪さん
- 合格した大学院を教えてください。
- 女子美術大学大学院美術専攻立体芸術領域に合格しました。
- 日本での進学で重要なことは何だと思いますか。
- 重要な事は日本語能力、作品集、研究計画書だと思います。なので、しっかりとした進学計画を立てる必要があると思います。
日本語学校では美術専門の先生が作品集の指導をしてくれます。これまでの作品を通して、研究計画へと少しずつ導いてくれます。最終的に研究計画書を完成させます。大学の指導教師の修正の指導には必ず従わなければなりません。日本語学校の先生の指示にはそれなりの理由があるので、嫌がらずに何回でも直した方がいいと思います。 - 日本留学で一番難しかったのは何でしたか。
- 日本に留学してから日本語を勉強しながら卒業制作をしなければいけないことは大変なことでした。また、日本語で研究計画書と作品の説明を書くことも大変でした。自分で頑張ってまず、書いてから分からないところだけ先生にお願いしたほうが良いと思います。全部中国語で書いて先生にお願いしてしまうと、訳文と自分が書きたい内容が違うことがあります。なので、とても難しいと思いますが、頑張って自分で書けるものは自分で書いたほうがいいと思います。
- 美術専門の大学院試験はどのように準備すれば良いと思いますか。
- 大学院に出願する前にほぼ全ての大学が事前面談を申請することができます。自分が興味を持っている専門或いは教授がいれば、正式に出願する前に一人で先生の面談を希望することもできます。事前に作品集と研究計画書を先生にみてもらい、覚えてもらうこともできます。
- 留学を考えている後輩の皆さんにメッセージをお願いします。
- まず、日本では中国でできないことをすべきだと思います。中国でできることをするのではあれば、日本に留学する意味はないと思います。
留学を決めた以上、精神的にも独立しなければいけません。夢を持って絶えず努力することが大事です。努力は人に見せるのではなく、自分の将来のためです。
合格実績
大学
多摩美術大学 / 東京工芸大学 / 横浜美術大学 / 東京造形大学 / 東京工科大学
大学院
多摩美術大学 / 武蔵野美術大学 / 女子美術大学 / 東京工芸大学 / 埼玉大学 / 京都造形芸術大学 / 神戸芸術工科大学
専門学校
東洋美術学校 クリエイティブデザイン 高度グラフィックアート